図鑑No.001 日経平均を60円動かす男cis
ずかんNo.001 cis(しす、しっさん)

とうしかずかんで はじめて しょうかいする とうしかは cisさん だよ。
今では日本を代表する 個人投資家なんだけど どんな人なのか 図鑑を 見てみよう。
しすのれきし

はじまりは にちゃんねる だった みたいだね。
cisは元々2ちゃんねるの株板出身。
cis高校生時代
初めて株取引を始める。
セブンイレブン・ジャパンの株取引が初体験だったようだ。
高校生の頃からトレードには興味を持っており、ずっと株の勉強と資金の準備をしていた。
最初の頃、主力としていたのはスイングトレード。
財政状況の健全な株が下落していたら購入し、長期で株を保有して値上がりを待つ手法。
しかし・・・cisはエントリーと損切りの速さが武器の一つなのだが、このトレード手法ではエントリータイミングが合わないことがあり、最初の内こそ数千万の利益を出していたが、次第に損を抱えていく事になる。
ついにはトレードの損失が重なり証券会社からは追証の警告、これに対してcisは親の株を担保にして最後の勝負にでる。
見事にこの勝負も失敗。約2000万をわずか3ケ月で失う。
再起をかけたバクチは競馬。
ここで運よく100万の原資を手に入れ、他にも日産コールオプションの決済をし、合計220万で再出発。

この負けで はんせいして とうしほうほうを みなおし はじめたみたいだね。
2002年12月14日 株板新宿オフ
ここでびびり、uoa、すくるーじ等と会う。びびりの手法を研究。
分散投資を取り入れる。
また2003年はUFJ株STOP高という大口仕手株に乗ることで一気に資産を3000万円以上、実に10倍に増やす。
もっともcis手法はまだ未完成の時代。本人も『あのときの俺はそんなにうまくないよ。地合に助けられてた部分がでかい』というように日銀会合での金融緩和定、外国人の日本株買いなどに助けられていた。
2003年11月4日 伝説の銀座千疋屋フルーツパーラーオフ。
びびり、すくるーじ、そして2億円先生(のちのB.N.F.)とオフ会をする。
このオフ会はcisにとって大きなものだったようで、『日本最高クラスになったくさい』と言うほどの内容だったようだ。
ここで話されたのはストップ高の銘柄をストップ高で買う方法、新興が爆上げしてるときに新興銘柄を幅広く買っていく方法(JSQ平均の有用性)、乖離率を利用したリバウンド狙いなど。

しすさんは いろんなひとの やりかたを勉強して 自分のとれーどに とりこんだんだね。
2004年6月7日、資産約7500万円の頃から専業トレーダーになる。
2004年8月10日、資産1億を超える。
2005年11月4日「デイトレで100万を3年間で20億に増やした。」
2005年12月8日 ジェイコム事件発生。10分で6億。
2005年12月17日「29億円」
この頃は地合いがよく、個人投資家にとって天国のような相場が続いていた時代だった。
しかし2006年ライブドアショックから相場の空気が変わる。
2006年1月16日 ライブドア本社・堀江貴文宅が家宅捜査。cisも購入していたライブドア株は連日ストップ安。2006年1月25日にライブドア株1.89億円を損切り。
リバウンド狙いから再度購入するものの下落は止まらず、最終的に5.3億円の損切りとなる(但しcisは時折発言に嘘を混ぜるので本当にここまで損失が拡大したのかは不明。)
この年、ライブドアで大損するもの、実は全体としては利益を積み重ねている。
翌年サブプライムローン問題勃発。続いてリーマンショック。
金融危機が起こり金融市場は最悪の状態になる。
cisはこれにもうまく対応し、損どころか微益を重ねていく。
ところが一般の個人投資家は次々と退場。株板の住民も大損する人が多くなり、次第に2ちゃんスレは儲けているコテへの煽りで荒れてくるようになる。アンチによる煽りは次第にエスカレートし掲示板に投稿するメリットが無い状況となる。
ついに2009年3月、cisは2ちゃんねるを去ることになる。去り際の一言は『不当だきゃーかんにん』。
ここまでがcisの2ちゃんねる時代だ。

あっけなく 2ちゃんねるを 去っていったんだね・・・
リアルタイムにcisの投資内容を知ることが出来るのはツイッターを開始する2014年まで待つことになる。
2014年4月ツイッター開始
資産は160億円まで増えていた。
この頃は先物にも手を出しており勝てる市場で勝ち、さらに自身の手法である長方形トレードで利益を最大化するというcis手法の基本を守っている。投資のキレキレっぷりは相変わらずで日経の天井価格を当てている。
昔と違いツイッターを始めてからは丸い発言が多くなった。しかし稼ぎはイキっている。
日経リバ取りで一撃+37億円。ただしこれは最高価格時で実際に約定した時は30億円。
2017年11月頃 仮想通貨取引に参入
ビットコイン、そしてモナコインを購入している事をツイートする。この頃の仮想通貨市場は誰が何を買っても儲かるバブル市場であり、有名人となったcisが購入したことでさらに提灯が付いていく事となる。

かそうつうかばぶるにも しっかりと さんかしていたんだね
ただcis規模の取引量になると仮想通貨の税率は当然厳しく『利益の55%持ってかれて、損した時はなにも無しだと77.5%ぐらい国のためにトレードしてる感じ・・・』と言っている。
この頃のビットコインは取引所間の価格差が大きく、そこに手を出すトレーダーが少なかったのでcisはアビトラでかなり儲けている。アビトラは単純に持っている資金規模の大きさで利益が決まるためcisにとってはノーリスクで大量に稼ぐことのできる永久機関だった。
ちょっとこれ儲かりすぎるからツイート消しとくか・・・
一人で永久機関やってよう— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) 2017年12月9日
元々のアビトラしているという発言はツイ消しされている。なお、ここで大勢が気付いたのかこの後から取引所間の価格差は一気に縮んでいく。
2017年はcisから見て、とてつもないバブル時代だったようだ。
今年は間違いなく俺が相場見てきて一番のバブルだった
仮想通貨3兆円→65兆
日経バブル崩壊後の高値更新
ダウナス世界の株価上場来高値更新
IPO半分初日寄らず
来年どーなるんだろ・・・???— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) 2017年12月29日
今後どうなるんだろう、と言いつつどんな地合いでも儲けを出すのがcis手法。
一撃で19億を手にするトレードを抜け目なくしている。cisの強いところはここで、大量に損切の報告を呟くが、ごくまれにとてつもない利益をとる。
一撃19億 pic.twitter.com/THT5qNZIM8
— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) 2018年2月6日
ただし、仮想通貨は暴落後ほぼ手を出していない。
ビットコインなどの仮想通貨が暴落しているが、俺はまだまだ買わない
それどころかそうとうな買いポイントが無い限りずっと買わないかも
決済技術の進化により仮想通貨の将来性が怪しいとか
草コインがマネーゲームでしかないとかいろいろ言われてるけど
俺は単に値動きが儲からなそうだから!— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) 2018年11月25日
一番最近のトレードでは色々と話題になったソフトバンクIPO関連でポジションをとっている。IPOが大失敗に終わったことで親会社であるソフトバンク側の株をリバ狙いで購入。一時+1億まで行ったようだが、結局-6000万で終わった。
今年は自叙伝的な本である「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」を出版。売上は税金メンドクサイから要らないと無償で提供。
アマゾンでの売れ行きは好調。美化されたイキッていないcisが描かれている本である。

資産をみると ものすごい 勢いで ふえているねっ
しすのしゅほう

ところでしすさんは どんな地合いでも もうけてるよね。どんなとれーどなんだろう?
長方形トレード
cis手法の基本はいわゆるピラミッディング(買い増し)のcisアレンジによるトレード手法だ。これを長方形買いと言う。購入はピラミッド型ではなく長方形で行う。
株に限らず金融商品は何が上がるかわからない。まず購入して、実際にその銘柄が強いのであれば買い増ししていく。弱ければ損切をしていく。
これを繰り返すと次第に強い銘柄だけが積み重なっていく、という手法だ。
長方形トレードで重要なのは損切する銘柄の選択。購入したとしてもダマし下げで切るようでは意味がない。
cisが優れているのはまさにここであり、落ちる銘柄は高速で損切りし、上がる銘柄は節目で必ず買い増す。
買い増しと損切りどちらが重要かという問いには「損切り」と答えている。
2007年にレスによるとこの時、2大勝、55ミニ勝ち、69敗、1大負け、120引き分け。
この2回の大きな勝ちで利益を最大化し、資産を伸ばしている。
高速損切り
cis自身が言うように、cisは損切が誰よりも上手くこれが最大の武器ともいえるほどだ。
もちろんやたらめったら「価格が下がったから」損切りしているわけではなく「弱くなったから」損切りをしている。
この弱い銘柄は「出来高と値動き」で選択している。
弱いか強いかとはすなわち銘柄に対する需給、売り買いの強さだ。
cis手法は基本的に順張りの手法なので、まず全体の地合いと同じ向きにこの銘柄があるかどうかを見る。
全体の地合いは同系統の銘柄相場に陽線が多いか陰線が多いかで判断。地合いは常に数百種の銘柄を監視して判断。
陽線が多い地合いでは買い、陰線が多い地合いでは空売り。
cisは600種ほどを常時監視して10種ほどを選択して特に集中して監視。
この10種を選ぶ基準は値動き(株価の変化・日経平均採用銘柄は先物との比較・先物ならナスダックとの比較)と流動性(出来高・売買の活況さ・歩み値の多さ・板の厚さ)。
いつもと何か違う動きを見ると市場参加者の意思をくみ取り、売り買いを推測する。
その他色々
上の2つはcisの代表的な武器だが、もちろんこれだけでは無い。フォース(大口の買い)を感じる方法やBNF直伝の乖離率戦略などなどほかにもたくさんある。なおテクニカルはほぼ使わない。
本は読まずに相場の中から、そしてコテハン仲間から学ぶ適応力の高さが半端ではない。
しすのめいげん
今でこそ公の場で有名になり自他ともに認める凄腕トレーダーだが、この頃は承認欲求モンスターかつ荒らしや煽りに真っ向から戦いを挑むイキリスタイルだった。
これはそのイキっていた若きcisの良さを感じられる煽り文句である。
「20代で〇〇億持ってないやつはクズだろwww」は100回は使われた定型文なのだが、cisが40歳になったことを考えると二度とこの煽り文句をcisが使う事はないであろう。感慨深いものがある。
買い煽りはお家芸。ファナックを買い煽って急騰直後、一気に反落する様式美。
この日だけなぜかファナック株は出来高が普段の3倍以上あったという。
これに限らずcisはトレード中によく買い煽りをしていた。そしてやたらとでかい板が出現する。これを「顎板」という。また買い煽りや微妙に嘘を織り交ぜた投資手法解説を「顎芝居」という。
なお本当に資産を証明するため、予告の上で見せ板行為をしたことがある。9時の寄り前に出したのだが…当然、証券会社とジャスダックからこっぴどくお叱りを受けたようだ。
これはライブドアショックに巻き込まれて、5億円の損切をしたことを元ネタにしたギャグ。
言うまでもないが「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空のセリフをもじったもので、もともと2chではプロ野球選手・中村紀洋をからかったものとして使われていた。
なお、笑っていいともでこのネタを披露したところ一瞬で話題を流されてしまった、苦い思い出である。
しすのえぴそーど
- 小2の頃、お医者さんごっこで人生初クンニを体験
- 成人後、電車内でうんこを漏らした
- 2ちゃんで「1億持ってます、彼女募集」というスレッドを立てる。今の奥さんと出会う。が、初セックスの際、勃起しなかったことから掲示板で助けを求め、スレ住人が丁寧にアドバイスをした心温まるエピソードは伝説。
- ジェイコム株大量誤発注事件の時にジェイコム株をストップ安で3300株購入、取り消しを恐れて10分後ぐらいにほとんど売る。約6億円稼ぐ。
- ライブドア株で過去最高の5億円の損失を出す。「オッス!オラ損5億!」誕生。
コメント
書籍のつまらなさに対してこちらのレスの輝きっぷりよ
80万程度の安物ワイン便所行き話とか、嫁は飲み物持たせて待機させてるとか
面白い話いっぱいあんのに本はほんとしょうもなかった。嫁のくだりも何イイハナシぶっとんねんと